アレルゲンのいろいろ

抗原は、吸入性、食物性、接触性など、いくつかの経路を辿って体内に取り込まれる。食物性の場合は、分子が比較的大きいタンパク質が抗原抗体反応を起こす。通常、タンパク質は、アミノ酸に分解吸収されてしまうので、IgE抗体は働かず、何も起こらない。しかし、消化吸収力が未熟だったり、消化能力が衰えていたりすると、タンパク質は腸管に辿りつき、抗原抗体反応を起こしてしまう。乳幼児に食物アレルギーが多いのはこのためだ。

乳児期を過ぎると環境アレルゲンの影響を受ける

乳児期を過ぎると、ほこりやダニのような環境アレルゲンの影響が大きくなってくる。アレルゲンは1つとは限らず、むしろいくつかのものが複合するケースが多い。それぞれへの対策を立てることが重要だ。

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