アレルギーとアトピーの違いとは?

「アレルギー」はぜんそくや食物アレルギーを、「アトピー」はアトピー性皮膚炎を指すことが多いが、この認識は正確ではない。アレルギーとは身体の反応を意味するが、この反応自体は正常である。その反応が逸脱した状態が「アレルギー性疾患」である、と理解すると良い。一方、アトピーは「Ⅰ型のアレルギー反応によって起こる疾患」を指す。つまり、皮膚炎だけでなく食物アレルギーやアレルギー性鼻炎もアトピーなのだ。

ギリシャ語に由来する「アトピー」

「アトピー」には「非定型の」「奇妙な」と言った意味がある。アレルギーと言えばアナフィラキシーショックを指していた時代、これに該当しない抗原抗体反応は「アトピー」でひとくくりにされていた。

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