Ⅰ型(即時型)アレルギー

身体に侵入した抗原に対抗する抗体(IgE抗体)を作り出して反応する現象を、抗原抗体反応と呼ぶ。これが抗原に対する適切な攻撃であれば優れた生体防御だが、やたらに攻撃してしまい、生体防御の範囲を逸脱してしまうことがある。これがⅠ型アレルギーの正体である。Ⅰ型アレルギーは即時型で、抗原が作用してから15分~12時間程度の短時間で反応が起こる。そして、このⅠ型のアレルギー反応によって起こる疾患をアトピーと呼ぶ。

免疫グロブリン「IgE」の生成量は遺伝的なもの

抗原による同様の刺激を受けても、アレルギーを起こす人とそうでない人がいるのは、体質の違いによるもの。IgEを体内でどんどん作ってしまう体質の人を、アレルギー体質やアトピー素因と呼ぶ。これは遺伝的に受け継いだ体質だ。

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